ケアマネのストレス・負担を軽減するコツ
PT時代より、様々なケアマネさんと関わっていますが、ほんとに熱心で真面目な人が多い。そしてそんな人に限って、燃え尽き、業界を去っていきます。
そんな光景を何度も目の当たりにし、とてもさみしい思いをしました。
実際、ケアマネになり、そうならざるを得ない現実を肌で感じました。
あまりにも残酷で不条理なケアマネ業界だと知りました。
そんなケアマネを少しでも減らしたく、この記事を書くに至りました。
あまりにも不誠実なケアマネ業界
利用者家族の対応をしつつ、煩雑なケアマネジメントプロセスを行う。そして給料確保のため、ある程度の数の担当者を持つ。
セラピスト時代と比べても、とてもハードルが高いし、ブラック業界すぎますw
みなさんが感じているように、ケアマネルール然り、報酬単価然り、とてもケアマネを守るような構造になっているとは思えませんよね。
ましてや、ケアマネを増やすため、現場の体制やシステムは何一つ変えず、試験問題を簡単にし、資格獲得の条件年数を短くしようとする動きが見られます。
ケアマネを量産し、ボロ雑巾のように使い捨てる意図が見え隠れしていませんか?
案の定、疲れ果てて、燃え尽きるケアマネが多発しています。
国に期待しても、あてになんかなりません。また会社もそんな優しいところばかりではありません。
…となれば、自分のやり方や立ち回りで自分を守るしかありません。
私自身は、『自分の身体や心を守るため』・『余裕や時間を作るため』60-70%のパフォーマンスを心がけることが大切だと思っています。
どのような形で、時間や余裕を作っていけばいいのか、ポイントをまとめました。
パフォーマンスは60ー70%
この業種の最も怖いところは、業務の線引きがされていないところ。やりたい人はどこまでもやってもいいし、立場上ほぼなんでもできてしまう。
ケアマネは、みな熱心で責任感がとても強い。同じ職種として、誇らしく思います。
だからこそ自分自身でブレーキを踏めるところは踏んで、エンジン(心)がオーバーヒートしないようにしていきたいですね。
アクセルを踏むよう仕向ける人はいても、ブレーキを踏んでくれる人は誰もいません。
エンジン(心)が焼き切れないように、長くこの仕事を続けれるように、60~70%くらいで努める事が妥当ではないでしょうか。
ポイントの押さえるべきところは、押さえて、それ以外は肩の力を抜く。
この業界において、絶対に落としてはいけないポイントと肩の力の抜きどころを見極めてみました。
押さえるべきポイントは3つ
利用者・家族対応
利用者、家族が何かお困り事が発生していたり、生活が不安定な場合の対応は、ほどよく頑張らないといけないところでしょう。
ケアマネのコンプライアンス範囲内は、できることはしっかりやる。その代わり、範囲外の事は、然るべき部署や事業者にどんどんパスを出します。
全力であっても、手を抜いても、対応姿勢は、必ず利用者家族に通じます。
利用者さんの生活が困っている時に、手を抜いている事を感じとられると、不満やクレームに不評に繋がります。
逆にそんな時ほど、誠意を持ち、対応すれば、信頼は上がります。
信頼があれば、ちょっとした時にささいなミスがあった場合でも、常識的な人は水に流してくれます。
ケアマネ業務において、困り事のアンテナは常に張りますし、利用者家族、サービス事業者さんから、そういった情報が入れば、即確認連絡、即訪問、第一優先で対応します。
ここは、何においても押さえておくべきポイントかと。
返戻・減算
なんとしても気をつけたいとこは、返戻や減算。
あまりにも煩雑なケアマネプロセス。
気を抜くとすぐに地雷を踏んでしまいそうになります。
よくある返礼ポイントをピックアップしました。
・担当者会議欠席者への照会や記録の漏れ
・医療系サービスにおける指示書等の不備
・同意日の不整合性と控えの交付遅れ・未交付
・モニタリング記録の不備
など、ここだけは…という落としてはいけないポイント。
これはどうなのかな…という部分があれば、随時確認していきましょう。
包括やサービス事業者との連絡、連携
3つ目、包括や事業者さんとの連絡、連携上で、相手方に迷惑をかからないようにすること。
例えば、(個々の自治体ルールがあるので、難しいところですが)包括への提出書類であったり、必要な連絡であったり、なんとなくこの立ち回りをしないと、〇〇包括だったら、困る、もしくは嫌がるかなという事柄。
また連携している事業者さんにしても、同じで、例えば…利用者と事業者と問題が発生していたら、間に入って仲介したりとか。
要は、包括や事業者さんといいお付き合いしていく上での連携ですね。
嫌な噂がたつと瞬く間に広がる業界です。嫌われるケアマネになってしまうと、逆にケアマネが依頼を断られるケースもあります。
自分が仕事をしやすくなるよう、包括や事業所さんには、うまく立ち回りたいところ。
と業務上、この3つのポイントは気をつけたいところ。
次は、肩の力を抜けるところを見ていきましょう。
肩の力を抜きたいポイント
アセスメントやケアプラン内容
新人の頃は、研修や上司の指導通り、アセスメントもケアプランも具体的かつ細かく記載していました。
しかしここに時間と労力を割いたからといって、利用者家族さん、事業者さんはケアプランをそんなに見ていないし、具体的に記載したからって、(簡単にケアプランを作成した時に比べて)利用者さんの生活が良くなるかと思えば、あまり変わらない事を実感しました。
要は、時間&労力 対 効果があまりにも悪すぎます。
私はそう感じてから、書類上の期日やサービス内容など記載ポイントを押さえ、あとはシンプルかつ簡易的に作成するようになり、とても気持ち的に余裕を持てるようになりました。
もちろん、シンプルに作ったからといって、利用者、家族、事業者さんから、なにか言われたことは一つもありません。
自治体や居宅さん判断ですが…アセスメントやケアプランなど少し肩の力を抜いてもいいところを探ってみてはいいのでは?と思います。
しれっと手を抜いてもいいんじゃないでしょうか…?
モニタリングの時間
利用者家族さんの生活が落ち着いてる時のモニタリングは、『なんか対応あっさりだな…』と感じる事は多いのではないでしょうか。(特に要支援者)
落ち着きすぎて、毎月の電話も煙たがられているやん…というね。(笑)
私自身は、利用者、家族さんの困ってる時と安定している時のフォローの質にメリハリをつけたほうがいいのではと思っています。
困っている時を感知すれば、先ほどあったように、すぐにフォローに入ります。
その代わり、安定している時は、モニタリングは10-15分くらいで、『生活が安定しているか?』『困っている事は起こっていないか?』『サービス利用状況に問題はないか?』だけ、さくっと聞いて退出します。
世間話はある程度傾聴しますが、長くなるようであれば、『次があるので…』といって、いなします。
利用者、家族さんの関わりでも、困ってる時は頑張り、安定している時は、さらっと対応する。
私たちの時間も限られてますからね。
肩の力を抜くのと一緒に…
もちろんケアプランも作り込み、利用者家族さんの対応に力をいれてもらうに、越したことはありません。
ただ私たちの余力や時間も限られているので、上記のご提案をさせていただきました。
加えて、もっと楽をするために、時間を創るために、業務の仕方を見直す事をご提案したい。
昨今、ITを使った業務効率化セミナーなど、ケアマネの業務効率や時短をうたった情報がたくさんあります。
業務改善に目を向けてみましょう。業務改善する時は大変ですが…切り替えた後は、継続的に時間を生み出してくれます。

おすすめは、一度、時間のかかってる全て業務を洗い出してみること。
なんでもいいです。少しでもいいので、効率良くできる方法がないか、簡単にできる方法はないか、考えてみてください。
はじめは全然でてこないかもしれません。
人は一度、考え出すと、自分が知らない間(無意識)で情報を集めようとし、アイデアや新しい方法がパッとみつかったりします。
私も忙殺されていましたが、『これではもたない』と悟り、情報を集め、アイデアをあれやこれやと試し、大幅に時間短縮させることができました。
よろしければ、参考例として、読んでみてください。

まとめ
読んでいただき、ありがとうございました。リハ時代より、様々なケアマネさんと関わっていますが、ほんとに熱心で良い人が多い。
またそんな人に限って、バーンアウトして業界を去っていく現実を見て、とてもさみしくおもっておりました。
今もなお、業務に押しつぶされそうになり、もがいているケアマネさんも見受けられます。
その負のループから抜け出すために、自分の力の入れどころを見直してみてはいかがでしょうか?
また業務効率ややり方の工夫は少しづつでもいいので、見直してみてはいかがでしょうか?
多少、力を抜いてみてもいいではありませんか。
ケアマネみんな頑張りすぎですよ。
責任の大きい業種なので、頑張るところは頑張る。ただ楽できるところは楽しましょうよ。
ケアマネ業界は、あまりにも不誠実です。
自分を大切にしつつ、利用者、家族さんを長く支援するために、メリハリをつけるきっかけになればと思います。
またケアマネのご負担を減らせればと思い、色々、記事を書いております。少しづつ記事を増やしていきますので、気になった時、困った時など、参考にしてくださればと思います。


